自室から

徒然に

210925_思考の波

 最近、思考の波に意識が追い付けないことが多い。ふと思い浮かんだ事柄について思考を張り巡らせようとするが、十分深く考える前に被さるように別の事柄が頭に浮かぶ。するとそちらに意識が持っていかれて、先に考えていた事柄は中途半端なまま宙に浮く。それがとめどなく起こり、支離滅裂な思考をし続けることになる。あまりにそれが頻繁に起こりすぎて、眩暈を伴うことすらある。

 これを解消するためには、恐らく思考を言語化して書きだして整理することが有効だと思う。支離滅裂な思考のまま日々を送っていると、自分が今何を感じ、何を考えて過ごしているのか分からなくなってしまう。自分の感情の居場所を見失ってしまうと、いよいよ思考酔いが始まる。

 忙しい日々の中では、時に感情は不必要であるし、腰を据えて自分の考えを綴る機会を確保することも難しいであろう。しかし、だからこそ定期的に無理にでもアウトプットする場は作るべきだと思う。なぜなら、困難であるということを理由にし、言葉として明確化できていない思考は一旦保留にする癖がついてしまうと、再開されることは到底ないからだ。すると、思考の残滓によって、漠然とした焦燥感だけがまとわりつき、吐き気と眩暈を及ぼす。

 また、思考の深化を妨げる要因として、他者の目がある。他者の目を意識した途端、そもそもありもしない他者の価値観を一方的に作り出し、思考が忖度を始める。そこでこの場ではできる限り自分の感情に対してはフラットに向き合いたいがために、他者の存在は無視することにする。日頃、気を遣いすぎている鬱憤を晴らすかの如く、思いのままに書こうと思う。

 目安としては一週間に一度。金土日の間に一回かければ御の字だ。もちろん、万が一週報を書くことがきっかけとなり、堰き止めていたダムが決壊するように、思考の洪水が起こった場合、一回と言わずいくらでも記事を書いて良い。それこそが、このブログの目的なのだから。